小豆島が熱い

松之木天辺さんという人がいる。
プロの俳優でありダンサーであり、多才な人だ。

そのてっぺんさんが小豆島に移住したのが約1年前。
てっぺんさん曰く“運と縁と勢い”によるものだったそうだ。

そして、元保養所だった建物を借りて、本宅を民泊に、
別棟を劇場にしてしまった。

その劇場「Theater箱舟」が、いま、熱い。

こけら落とし「ダイナマイトしゃかりきサーカス」に始まり、
昨年末には江本純子さんと共催で「あなたはわたしのシネマなの」を上演。
先月は清水宏によるスタンダップコメディライブと
文学座有志とのリーディング公演「赤い蝋燭と人魚」。
そして先週末の「大人ディスコあけみ」。

てっぺんさんの人脈によるものすごいラインナップが
小豆島に次々とやってきているのである。

そのうち、江本さんと清水さんの公演に関わったときに感じたことがある。

劇場がすでに島のひとたちに受け入れられているのだ。

「ここができて、色んなものが観られるようになったのよ」
という声も実際に聞いた。

島の人たちが娯楽に飢えている、というととても失礼な言い方になるが、
それでも、色々な娯楽に触れる機会が身近にあるということは
とてもステキなことだ。
そのステキさをみんなが共有し、楽しんでいるところが、
ますますステキだ。

もしかすると、箱舟はいま、香川県内で一番熱い劇場かもしれない。

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